展示会ブースのレイアウトで気をつけるべきポイント
- デザイン
展示会の出展でも最大の難関となるのは展示会ブースのレイアウトをどのようにするかという問題です。ブースにお客様が入りやすいように、そしてそこでお客様が空間をつくらなくてはなりません。
今回は展示会レイアウトで気をつけるべき2つのポイントと、実際の事例を見ていきたいと思います。
展示会レイアウトで気をつけるべきポイント
十分なスペースを確保しているか
ブースに来ていただくのに十分な通路、空間を用意していなければお客様に窮屈な思いをさせてしまいます。
十分なスペースを確保できているかどうかは図面を見ただけでは想像しづらいものです。そんなときは図面の中に人物を配置して考えてみましょう。
一般的に用いられている展示会ブースのサイズ
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- 1小間 約3m×3m
- 2小間 約3m×6m
- 4小間 約6m×6m
- 6小間 約6m×9m
一般的に必要とされている通路の幅、テーブル、イスの大きさはおおよそ決まっているので、それを参考にするのも方法の一つです。
通路やテーブル、イス、展示台などの要素を人物のサイズを意識しながらレイアウトしていくことで、使いやすい展示会ブースを作ることができます。
また、展示会では多くの印刷物を取り扱うので、紙の大きさも目安の一つとなります。
図面を見てもサイズ感が分からない場合は物差しやメジャーなどを用いて実際の大きさを確認してみましょう。
導線をしっかりと用意できているか
過ごしやすい空間を作ることができたら、次はお客様の通る道、導線をしっかりと確保できるブースづくりを心がけましょう。
では、どうしたら導線を確保できるのか簡単な例を元に説明します。
上の例は導線をしっかりと用意できていないブースの例です。一見、商談スペースと展示スペースをはっきりと分け、控室まで作った問題のないブースに見えますが、どこが良くないのか見てみましょう。
この例の良くないポイントは大きく2つあげられます。
- お客様の流れを作れていない
- お客様を中に入れる誘導がない
まず、1.お客様の流れを作れていないについて考えていきましょう。この例のブースでは二面が通路に面していますが、商談スペースを通路側に持ってきてしまったために出入りが出来るのは約1.5mの幅しかありません。実際には展示スペースで立ち止まって商品を見るお客様もいることを考えると、人がすれ違うには少し窮屈になってしまいます。
お客様の流れを作るために、ブースを考える際には入口と出口を想定して、その道筋を実際に図面に書くように考えていきます。この道筋の中に展示や商談スペースなどを加えていって、順路としていきます。
次に、2.お客様を中に入れる誘導がないについて考えていきましょう。通路に面するように置いたサインはそのブースで何を展示しているかをわかりやすく伝える集客の要となります。しかし、この例のような配置ですと、サインを見た後にそのまま流れるように通路に戻ってしまうことが考えられます。
展示会ブースを作成する際は通路からどのようにそのブースが見えるかも考えながらレイアウトを決めていきましょう。
実際の事例で確認
事例1
こちらのブースでは距離が離れていても見やすい大型モニターをブース内側に置き、中へと引き込みやすい構造になっています。社名の通路に対して斜めに掲げているトラス構造の骨組みはブースを斜めに分割し、開かれた雰囲気で流れを生み出しています。
事例2
エステ業界のこちらのブースでは実際に使われるベッドを正面に持っていくことで事業内容をわかりやすく伝えています。ブース内部のテーブルやチェアもコンパクトで丸いものを用いて、曲線的な配置にすることで、人の流れを止めることのない空間になっています。
まとめ
難しそうに見える展示会ブースのレイアウトも気をつけるべきポイントを絞って考えていくことで、使いやすく人を集めやすいブースを作ることが出来ます。
展示会ブース装飾.comは多くの展示会ブースの企画、施工経験をもとにお客様の展示会出展をサポートさせていただきます。ブースレイアウトについて聞きたいことがございましたら是非お問い合わせください。
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